インサイドセールスに関する疑問にお応えします。
Q:インサイドセールス導入にリスクはあるの
インサイドセールス導入に限らずビジネスに於けるリスクという観点から以下のリスクが考えられます。
・個人情報の取り扱いに不備
・メールやfaxの誤送信
・顧客データ管理、バックアップの不備
・セキュリティ対策全般の不備
・災害対策の不備
・インサイドセールスは人が財産であるのでメンバーの健康管理の備え(風邪やウイルス対策)
いずれも事前対策を行うことが必要でしょう.
Q:モチベーションについて
インサイドセールスのモチベーションを維持することは重要なマネジメントです。
架電の質を上げ顧客価値向上を図ることは大切ですが、考えてばかりでインサイドセールスが架電しなくなっては元も子もありません。私の経験からですが、まず全体のコンタクトの目標値を確保できているのか、個別に見てどうなのかをチェックします。まずはこの指標の動向からモチベーションを確認します。
<モチベーション維持の施策例>
・組織の方向性の確認
・目標設定と進捗確認の見える化(日次。月次)
・自主的な活動の推進、その成果共有化
・成果や貢献に関しての褒賞
・質問や疑問の解消する場を設定してスキル向上を自覚する
・会社への成果保報告の共有
・会社全体戦略の月次報告の説明と共有
・公平感ある評価
Q:インサイドセールス要員を2名しか確保できませんが少人数でも機能するでしょうか
私はモチベーションの維持、スキル向上、情報の質・量など切磋琢磨することが必要であると考えており、2名以上が良いのではないかと考えています。(それに初めての部署に1名だと寂しいかな?)
人数が多いと多少の付帯業務があっても分担して行うことができますが、少人数の場合は役割を絞り込み集中して担当してもらうことになるでしょう。
少ないメンバーからはじめ、ノウハウを蓄積しながら必要に応じて拡大を検討してください。
Q:本当に架電で見込客が見つかるのか
「これまで足で稼くことで相当苦労して見込客を見つけてきたのに、架電で見込客を見つけるなんてできないよ」と先輩営業から言われました。
インサイドセールスは仕組みを創って顧客コンタクトをしていきます。訪問じゃなくて非対面という手法は、準備をしてコンタクトできるのでお客様の大切な時間を無駄にしません。今はお客様から見た場合、その方が良いと思われるのではないでしょうか。
先輩が心配される以上にインサイドセールスの仕組みは顧客の情報収集をすることができるのです。
Q:インサイドセールスは社内での位置付けは
これまで無かった部署であること、これまで受注売上という成果を評価してきたこと、インサイドセールスは直接売上をしないセールス部署であることなどから、社内でのプレゼンスは高く無いのが現状ではないでしょうか。
インサイドセールスの取組みは、会社経営戦略の一つであることを経営者が示し、徐々に成果がでて認知されてくると社内の雰囲気も変わってくるはずです。そしてその成果は営業プロセスの進化として社内の仕組みを変えているのです。そのことに気付き認知されてくると経営からの信頼、社内の信頼が向上し、インサイドセールスのプレゼンス向上につながるのではないでしょうか。
インサイドセールスをキャリアアップのベースとして位置づけるのもいいのではないでしょうか。インサイドセールスが配属されたい人気の部署になるのもさほど遠くないと思います。